思春期早発症

ムスメはチビだ。

合唱なんかで並んでたりすると、

ムスメのところだけ、ペコっと穴が開く。

小学校4年生の頃背が伸びだして、

一時期クラスでも大きい方だったが、

それからぱったり伸びなくなった。

思春期に入ったのも、反抗期も、少し早かった。

(お陰様で中学女子の反抗期は恐ろしいと聞いていたが、いつの間にか通り過ぎていた。)

発達が少し早かった事や、背が伸びない事が気になってはいたが、

女の子だから少しくらい小さくても、、と思ってさほど考えなかった。

すると、今度はムスコの背が急激に伸びだした。

体全体の発達も始まっている。

うーん。

統計的には、女子よりも男子の方が少し遅いくらいのはずだが、、、

ムスコは、少し早かったムスメと同じくらい、

もしくはムスメよりも早いくらいだ。

男子だから女子だからというのは、今時ナンセンスだが、

でもやっぱり、男子が身長止まっちゃったら、気になるじゃない、、、。

それに、精神的に大人びたところと幼いところ、両方持ち合わせ、そのギャップがひどいムスコ。

幼いところは本当にまだ幼稚なのに、体だけ大きくなったら、

また余計に悩むことが増えるんじゃないか、、、。

発達障害の医師に相談すると、

「確かにちょっと早すぎるなぁ。専門医に相談した方がいい。」

と言われ、ムスコが喘息でかかっている小児科に相談することにした。

小児科の先生と、ムスメとムスコのこれまでの発達のグラフを作って、

それを見て先生が言われるには、

「思春期早発症」であることは間違いない、と。

やだ~なんかまた病名もらっちゃったよ。

ただ、「思春期早発症」自体は特別大きな問題ではないのだが、

まれに、裏にとんでもない病気が潜んでいることがあるそうで、

その可能性を潰すために、2人とも一日がかりでいろんな検査をすることになった。

MRI、、。

じっとできない人達、、。

特に、感覚過敏がよりひどく、音に敏感なムスコ、、、

大丈夫か???

先生は、

「デリケートな問題だし、何故検査が必要なのか、私からきっちり説明します。それでももしダメだったら、別の方法を考えましょう。」

と言ってくださった。

子供達を診察室に呼んで、

先生が一から丁寧に説明してくださる。

が、ムスコは、いろんな検査をするという事実に、

すでに部屋のすみで恐怖に引きつっていた。

一方ムスメは、

「その検査は何を調べるものですか?」

「血液検査のこの項目はどんな成分ですか?」

「このホルモンは確か女性ホルモンですね?じゃあこっちは男性ホルモンですか?」

「視床下部、あ、大丈夫です。分かります。視床下部と下垂体でホルモン指令が出てるんですよね?」

などなど、先生を質問攻めにし始めた。

ただでさえ忙しい総合病院の小児科。

「ムスメ、それは今はやめとこうか。」

と声をかけたが、ムスメの好奇心は止まらない。

先生は

「いいですよ~。検査なんて、納得して受けないと。むしろ理解が早くて助かります~。」

と、にっこり笑って、一つ一つきっちりムスメが納得いくまで説明してくださった。

神だ。

ここにも神がいたよ。

さらに先生は、ムスメの質問攻めの間、ずっと部屋の隅で固まっていたムスコに、

「今からMRIの音のものまねするよ~。」

ジー、キーン、カシャンカシャン

3段階に分けて、音の再現。

ムスメに向けて、それぞれどの撮影方法の時の音かの説明付きで。

「この音を、工事現場の横で聞いてる感じ。」

ムスコ

「ムリ―!!!」

次に先生は、MRIの動画を見せて、

「こういう輪っかの中に入るんだよ。こういうのは大丈夫かな?」

ムスコ「いや!いや!狭いトコいや!!」

「うーん、そうかー。」

ムスコ「え、でも待って。これ、『科捜研』で見たことある。」

『科捜研』とは、ムスコが大好きな沢口靖子さんのドラマだ。

ムスメ「そうだよ。科捜研に出てたじゃん。リアルだよ~かっこいいで~。」

ナイスフォロー。

先生「科捜研好きなん?そう、あれだよー。テレビ見て予習しておいで。」

ムスコ「おれ、ちょっと、大丈夫かもしれん。ちょっと、やってみたいかもしれん。」

ややこしいわりに、単純な人。

そうして、先生と沢口靖子さんのおかげで、

とりあえず検査を受けることに二人とも納得した。

散々話を聞いてもらったムスメ、

診察室を出て、

「あの先生好き。」

それはよかった。

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