忘れられないお別れ2

幸いにも、その後の引っ越し先で、

ムスメはたくさんの素晴らしい出会いをし、

本当に多くの人に大切にしてもらった。

幼稚園3年間をその町で過ごし、

卒園と同時にまた引っ越しとなった。

私は、この引っ越しが残念でならなかった。

いつまでもいられるわけじゃない、仕方ない、分かってはいたけれど。

卒園の時、(引っ越しの時)

予想もしていなかったことがあった。

その町で知り合ったたくさんのひとが、

ムスメの為に駆けつけてくれた。

「ムスメちゃんのファンやったんや。向こうでも頑張ってな。」

「一年生おめでとう。」

「絶対遊びに来てや。」

おじいちゃん、おばあちゃん、おじさん、おばさん、お友達、先生、

いろんな人が、

最後にムスメの顔を見に来てくれて、

ムスメは、プレゼントやお手紙で両手をいっぱいにしていた。

同様に私も、温かい気持ちをいっぱいいただいた。

こんなにたくさんの人が、

ムスメを応援してくれている。

ムスメを好きだと言ってくれる。

絶対に、忘れてはいけないと思った。

私自身が自己肯定感がとても低いので、

ムスメには同じようになって欲しくなくて、

赤ちゃんの時から、毎晩寝る前に『大好きだよ』と言い続けた。

何があっても、それだけは揺らがず信じていてくれれば、

きっと大丈夫だと思ったから。

でも、それだけじゃない。

家族だけじゃなく、どれだけたくさんの人に愛されてきたか、

ちゃんと伝えなければいけないと思った。

小学校低学年、ムスメがだいぶ不安定な時期があった。

「どうせ自分なんて」

と度々言った。

その時に、

『卒園した時の事、思い出してごらん。』

と言ってみた。

『写真屋さんは何て言ってた?隣のおじさんは?先生は?親友の○○ちゃんは?』

『出雲のおじいちゃん、おばあちゃんはいつもなんて言ってる?』

ムスメは下を向いて考えてから、

「おうえんしてるよ。」

「大好きだよ。」

と呟いた。

『ママは寝る前にいつもなんて言ってる?』

「大好きだよ。」

『すごーい!ムスメちゃんのこと、大好きな人、いっぱいいるね!』

「うん、、」

『ママやパパだけじゃないよ。おじいちゃんおばあちゃんや、前に住んでたところのいろーんな人も、あなたのことが大好きなんだよ。』

『ムスメちゃんは、前に住んでいたところで、みんなに大切にしてもらったことを覚えている?』

「うん」

『好きだって言ってもらえるって、すごく素敵で、嬉しいことだよね。それを忘れちゃいけないよ。』

『忘れちゃったら、みんなが悲しいよ。』

『ママも悲しい』

そんな感じで、話したかな。

どれほど伝わったかは分からないけれど、

ムスメは、卒園の時にみんなに貰ったものを引っ張り出してきて、

「これはガス屋のおばあちゃんにもらったの。」

「これは○○ちゃんからのお手紙!」

と嬉しそうに眺めていた。

今もムスメの自己肯定感は決して高くはない。

でも、自分を大切にしてくれる人がたくさんいるということは、よくわかっていて、

人を信じることができる。

もちろん、そのお別れの時のことだけではなく、

その後のムスメを取り巻く人間関係が、

いろいろあったとはいえ、

温かいものだったからに違いない。

「自分の事は好きじゃない」と今でも言うけれど、

たぶん自分を見捨てるようなことは、

今後もないんじゃないかな。

ムスメを大切に思ってくれる人達、

心からありがとう!!

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