幼稚園の時、救われたこと(私)

これまでの私の人生は、決して平坦ではなかった。

これからもガタガタと行くのだろうと思う。

アフリカの道路みたいに(笑)

心身共に疲れているときに、ふと、

これまでの人生の中で、何故かものすごく記憶に残る「救われたこと」を思い出したりする。

前に書いた「雨の日、救われた思い出」の出来事もそうだった。

私の記憶の中の最初の「救われたこと」は、幼稚園の時だった。

当時私はアトピーがひどく、

特に手足は、

赤ん坊の時からの大量のステロイド投与の為に、がっさがさのごわごわ。

首はケロイドのようになり、

手も顔も、全くもって可愛らしくなかった。

そんな私が通っていた幼稚園では、悲しいことにフォークダンスが毎日の日課だった。

子供は素直で正直だ。

手を繋ぐと、誰もがバッと離し、

気持ち悪そうに私を見る。

そして指先だけしか触れてもらえなかった。

そのうちそれもしてもらえなくなって、担任の先生に繋いでもらうようになった。

正直、日々、その時間が拷問だった。

辛くて辛くて、

幼稚園に行きたくないとわめいたけど、

毎日一生懸命私の体中に薬を塗ってくれる親には本当の理由を言えなかった。

そんなある日、

登園班で、

「幼稚園まで手を繋いでいこう!!」と誰かが言った。

私は恐怖で、反射的に走って逃げた。

幼馴染みたちが驚いた顔をしていたけれど、

私を呼ぶ声も無視して走り続けた。

随分行ったところで止まり、後はできるだけ早く早歩きして幼稚園に向かった。

涙が出そうなのを必死にこらえて、

ずっと、『早く幼稚園に着け!早く着け!』と祈っていた。

しばらくすると、私の左手がむんずと誰かに捕まれた。

びっくりして振り向くと、

ダッシュで来たらしき幼馴染みが、息を切らしながら、

「なんで手、繋いでくれないの?」

と言った。

私は、

『私の手、気持ち悪いから』と、手を振りほどこうとした。

すると彼は余計に強く手を握って、

「ぼくはなんにも気にならないよ。」

と、真っ直ぐ私を見て言った。

「これは僕の友達の手だよ。何が気持ち悪いの?」

衝撃過ぎて、ガマンしていた涙が出そうになって、私は固まった。

そしたら今度は右手を誰かに捕まれて、

見ると、別の幼馴染みが

「私はこっち!幼稚園まで離しちゃダメだよ!」

と言って、

二人は笑いながら、私を引っ張って歩き出した。

あの時の二人の顔を、私は今もはっきり覚えている。

それから私は登園を嫌がらなくなって、

フォークダンスの時は先生だけじゃなく、

その幼馴染みや、また別の友達が手を繋いでくれるようになった。

今でも誰かと手を繋ぐのは怖い。

子供が幼稚園の頃、

親子行事でお友達と手を繋ぐこともあり、できるだけ誤魔化して来た。

我が子のプニプニした子供らしい手を見ると、

可愛いよりも、安堵した。

私のようでなくて本当に良かった、と。

幼馴染みは地元にいる。

もう長いこと会っていない。

ずっと、あの時のお礼を言いたいのだけれど、

もう照れくさくて言えないな。

「何それ?」って言われそう。

↓ランキングに参加しています。もしよかったらポチッと押していただけると有り難いです。

にほんブログ村 子育てブログ 発達障がい児育児へ
にほんブログ村

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次の記事

不調