とにかくよく泣いた

前にも書いたけれど、

ムスコはとにかくよく泣く赤ん坊で、

それが癇癪だと気づいたのはずっと後になってからだった。

生後3か月ごろから、生理的な「泣き」とは明らかに違う、

異様な泣き方で泣き続けるようになった。

目を向いて、全身の力を振り絞るように。

胸が厚いので、その声のでかいことでかいこと。

まさに断末魔のような叫び方でずっと泣いていた。

抱っこしているときには起りにくかったが、

一度火が付くと、抱っこしようが何をしようが、治まるまで治まらなかった。

抱っこして、ひたすらあやしながら、疲れて眠ってくれるのを待つしかなかった。

そんなわけで、私はほぼ一日中、ムスコを抱っこしていたような気がする。

ムスコが生まれたのは、ムスメが幼稚園の時。

暖かい田舎町に住んでいた時。

スーパー過疎化の町だったが、その年はなぜか幼稚園はベビーラッシュで、

ムスコの同級生となる下の赤ちゃんがたくさんいた。

行事があると、園児をちゃんと観てやれるよう、別室で先生が下の子を預かってくれる。

信頼している先生なので、安心だねと、

妊娠中、同じく妊娠中の友達と話していた。

ところがいざ預けると、

みんないい子に先生に抱っこされているのに、

ムスコだけは、どんなオモチャで誘われても、

行事に支障が出るくらい、すんごい声で泣き続けていた。

結果、私は毎回ダッシュで別室へ走ることとなった。

そうこうしているうちに、

私は抱っこのし過ぎで頚椎ヘルニアになってしまった。

朝起きて、また泣いてるムスコを抱っこしようとしたが、

右の首から指先まで、猛烈な痛みとしびれで動かなかった。

抱っこできないと、また泣く。

やむなく、ムスメを幼稚園へ送った後、病院へ。

「頚椎ヘルニア」だと言われたときは、なんだか脱力した。

ため息が出た。

利き手が動かないとさすがに困る事ばかりなので、

その日からリハビリに通うことに。

首の牽引をして、骨を正しい位置へ戻してやる。

ベビーカーで病院通いをしていると、みんなが声をかけてくれる。

「かわいいね。」

「赤ちゃん連れて調子悪いと大変だね。」

「お母さん、気をつけて、頑張ってね。」

それが有り難かった。

でも、ベビーカーに放置してリハビリを受けていると、いずれ泣き出す。

看護師さんが、

「いいよ~。私抱っこしてるから、リハビリに集中してね。」

と言ってくださった。

けれど、抱っこしてもらっても、申し訳ないほど泣きわめき、周りの患者さんも驚かれ、

目を向いて汗だくになっているムスコを見て、さすがの看護師さんも、

「ごめん、お母さん、膝に乗せられる?ちょっと心配だわ。」

と。

そしてムスコは私の膝に帰ってくる。

このヘルニアの原因を膝にのせて、顎から首の牽引のリハビリを受ける。

なんとも滑稽な図だったに違いない。

そうそう、一日の殆どを抱っこで過ごしていた時期、とにかく助けられたのは抱っこ紐だった。

ムスメの時は、お嫁ちゃんにお勧めしてもらったスリングを使っていて、

それもとっても良かったが、

(特にうちの子はチビだったので、最初の1~2か月は重宝した。)

ムスコ妊娠中に、ママ友から勧めてもらったものがとても良かった。


これこれ。

前開きなので出し入れも本当に楽で、安定感もバッチリ、

コンパクトになるし、いろんなデザイン選べるし、リーズナブル。

とにかく抱っこが楽。

子供との密着感も心地よかった。

私にとって、まさしく相棒だったわ。

毎日何がそんなに気に入らなかったんだろう。

けれど、「泣き」がひどかったムスコは、

逆に言えば、泣いていないときはよく笑った。

キャッキャッと、赤ちゃんらしく。

その姿は本当に可愛かったから、泣いているときも頑張れたのかもしれない。

それから、癇癪でない「泣き」のとき、

ムスコにはちょっと面白い癖があった。

泣く前に、顔をくしゃくしゃにして「うー」と言いながら、物凄いへの字口を作って、ためてためて、

時間置いて「ギャー」と泣く。

それが面白くって、ムスコがその顔をすると、ムスメの友達やママ友、みんなが集まってきて、

「来たキタ――(゚∀゚)――!!」

と大盛り上がりだった。

お陰様で、ムスメはすっかり泣いている赤子に慣れてしまい、

街で泣いている子がいても、全く視界に入らない、という特技を会得した。

(現在は「子供=細菌の温床」の暗示にかかっているが、、、)

街では子供が泣くと親は肩身が狭い。

「すみません」

と申し訳なさそうなお母さんに、少し大きくなった弟を見せながら、

「全然!コイツの方がず~っとすごいよ!」

と言っていた。

確かにね。

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