特別な犬

10年前に亡くなった実家の愛犬マロン。

最近流行りの黒柴で、色具合もとてもきれいな美人さんだった。

動物好きのムスコは、実際のマロンを知らないけれど、

黒柴を見かけると「マロンだ!」と喜んでは駆け寄り、

実家にあるマロンのそっくり人形に首輪をつけてお世話している。

「マロンが生きてるうちに産まれたかった。」

と度々寂しそうに言いながら。

三年ほど前、息子がまだ幼稚園だったころ、ふと、

「ママ、黒柴はいっぱいいるけど、マロンはいないね。」

と。

『そりゃあね。もうお空にいちゃったからね。』

と返すと、

「違うよ。俺は、マロンみたいな特別な黒柴が好きやねん!でも、散歩してるのも、お店も、どこにもいない。」

『特別?あぁ、マロンは特別可愛かったからね。』

「違うよ!可愛いのはどの子も可愛い。でも、マロンみたいに頭に赤い毛があるやつはいない。」

??、、赤い毛?

なんじゃそりゃ?

「あの赤い毛が格好良くて可愛いねん。」

「ママ、マロンはここんとこに赤い毛があったやろ!!」

と自分の額をガンガン叩く。

『いや~、マロンは黒と茶と白だよ。』

「も~、なんでやねん!!」

その数日後、たまたま街で見かけたポスターの前でムスコが固まる。

「ねぇママ、なんでここにマロンの赤い毛ついてるん?」

何かと思って見たら、、、

赤い羽根募金

やっと謎が解けた。

実家にあるマロンの写真には、確かに赤い毛が。

私がふざけてくっつけた赤い羽根募金の羽根だった。

いやでもこんなやつ、おらんだろ~。

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