久々の外出(昔の話)

今の状況とは全然違うけれど、ムスメが保育所へ通っていたころ、何日も家から出られない日があった。

そう、喘息。

外出と言えば病院。

ちょっとでも喉から音が聞こえたら、あのモンスターのようなムスメを家の中に縛り付けておかなければならなかった。

出掛ける予定を立てていても、朝「ヒュー」って聞こえたら、予定を中止して吸入して病院で点滴。

病院は好きだったから良かったけど、それでもそんな日が一週間、10日と続くと、私もムスメも辛かった。

基本どんだけゼーゼー言っててもムスメは元気だったが、あるとき、発熱からの発作で10日。

さすがに、少しダルそうだった。

点滴もなかなか入らなくなり、初めて点滴台の上で「もういいよ~」としくしく泣いた。

可哀想だった。

当時は実家で私の両親と暮らしていたのだが、両親が所用で近くの山に出かけることになった。

山なら空気もきれいだし、車で行くんだからちょっとくらいいいんじゃないかな?

母は「いいの~?」とちょっと不安そうだったが、私自身も気分を変えたかったので、一緒に出掛けることに。

翌朝、グズグズは言っていたけど、呼吸は悪くなかったので、ムスメに吸入をさせて出かけた。

両親が用事をしている間、車を降りてその辺の空き地へ。

さっきまでグズグズ言っていたムスメは、シロツメクサとチョウチョにご機嫌。

湧き水でばちゃばちゃやって、「きゃーぬれるー!」と大喜び。

「おはなー!しろいのおはないいな~。ママは?きいろいのもいいね~。」

なんて言いながら、シロツメクサを一本取って

「はい!ママに!」

そのとき気付いた。

その日は母の日だったのだ。

ムスメはもちろんそんなこと分かっていないけれど、なんだかとっても嬉しかった。

自分好みのお花を、「おはな~ごめんね~」といいながらいくつか詰んで、

「かわいいね~」とにっこり。

私もいくつかお花を摘んで、シロツメクサで束ねて花束風にして、母に渡しておいた。

自分も自分もと言うので、ムスメに同じものを作ってやると、ピョンピョンはねてそれはそれは喜んでくれた。

ずっと握りしめていたから、帰りにはぐちゃぐちゃになってたけどね。

その後楽しみにしていた「山のパン屋さん」へ寄ったけど、ムスメは体調が今一つで食べられず(食べられないなんてまずないのに!)

でも裏の牛舎で牛さんを見て機嫌よく帰ることができた。

帰りの車の中で、私の分の花束(風)がないと気づいたムスメ、

「ママのない?ママも欲しい?ムスメちゃん、おはなとってくるけん、つくってくるけん、ちょっとまってて、、、」と言いながら眠ってしまった。

久々に、ムスメの楽しそうな顔が見れて、少し無理したけど行ってよかったと思った。

いつも怪獣のようなムスメは、怪獣だけど、とっても優しい。

いつも私の味方で、守ろうとしてくれた。

そんなムスメが少し弱っているときは、とにかく守ってやりたかった。

いつか小憎たらしくなる日が来るのは分かっていたけれど(笑)

今年の母の日には、ムスコからいろいろなチケットをいただいた。

ご覧のとおり、形はいびつ。

でも、不器用なムスコが、一生懸命作ったのだと思ったら、やっぱりそれだけで嬉しかった。

しかもイベント形式で、ルーレットを回したりしてもらえる種類や枚数が決まるという、手の込んだもの。

ただ「みがわりけん」は使えないな。

なんの身代わりなのか聞いてみたら、「ママの病気」だという。

「しんどいのを変わってあげる。」

そんなことはしなくてよろしい。

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