保育所1年目の地獄の運動会(ムスメ)

まだムスメが正式な園児ではなく、正式決定待ちの一時保育に通っていた1歳半ごろ、初めての運動会があった。

ムスメの保育所は、二つの保育所と老人ホームとかデイケアとかのお年寄りも一緒に運動会するので、広いドームを貸し切ってのなかなか盛大な物。

そこへ、まだ新参者のムスメも参加させてもらえるとのこと。

そんな大舞台初めてだし、やっぱり小さい頃から保育所行ってる子たちはしっかりしてるし、同じクラスの中でも3月生まれのムスメは一番年下なので、ちゃんと走れるか不安に思いつつも、走らないのもそれはそれで面白いと楽しみにしていた。

ところが、その日は朝からすこぶる不機嫌なムスメ。

全てに「やーだー!」、、、。

イヤイヤ期でもないのに。

ほとんどしゃべらないくせにこれだけははっきり主張。

着せた服を脱ぎ、おもちゃを蹴散らし、家具を殴り、しまいにトイレで寝そべって号泣。

出かける頃には私はすでに疲れ果てていた。

そんなムスメが、開会式の間、競技を待つ間じっとしていられるわけがなく、

広いドームをひたすら走り回ろうとする。

入っちゃいけないところへ入ろうとする。

ドームの外へ逃げ出そうとする。

、、、私は汗だくで闘った。

まわりを見ている余裕なんてなかった。

ただ、年上の子のマーチングバンドが突然大音量で始まって、周囲の1歳2歳児の半数が一斉に泣き出す中、

私に足を捕まれ、必死に逃げようと芝生の上をのたうっていたムスメ、

すくっと立ち上がって手拍子足踏み、笑顔、よく分からん踊り!!

そのあたりは面白いから褒めてやった。

そしてやっとやっとムスメの競技が始まって、

前の子たちが走り出すと、今度は自分も行かねばならぬと大暴れ。

私はムスメの腰にしがみつきなんとか堪えた。

ゲート前の競走馬みたいなもんだな。

もう何が何だか分からないけど、とりあえず「よーいどん!」でムスメの手を取って走り出した。

すると、さっきまでのグズグズは何だったのか、やる気満々の表情で、走る走る!

あっという間に跳び箱のお山を越え、満面の笑みでトンネルをくぐり、ひっかけてあるメダルを取ってテープを切った。

テープを切った、、?

振り返ると、ぶっちぎりで一番だった。

先生に「ムスメちゃ~ん一番だったね~!」と金メダルをかけてもらい(みんながもらえるやつ)、ご褒美のジュースとお菓子をもらって(これもみんなにある)、ムスメは更に上機嫌。

もう走らなくていいのに、ゴール脇をずっとひたすら走っていた。

本来の園児たちを差し置いて、、よかったんだろうか、、

もらったジュースを飲み干したらまた不機嫌に戻ったけど、なんとか最後のパン取り競争まで頑張り抜いた。

一保育所の、たった一組の中で一番になっただけだけれど、やっぱり嬉しかった。

1歳2歳の子にしたら、頑張って走れただけで「みんなが1番!」だと思うけれど、、

でも、普段の苦労がちょっとだけ報われた気がしたのよ。

そう、勝因は、トレーニング量の違いだよ、絶対。

めちゃくちゃ動き回るんやから。

『この人大丈夫?きっとなんかあるんや』と思うくらい。(実際障害があった(笑))

まわりの同じくらいの子供さんを見ていると、おとなしいなーって、ちょっと悲しくなるくらい。

力も強いし。

前日も鉄棒で斜め懸垂を何十回とやってたし、、、。

「子供なんてみんなそう」って言われていたけど、

『本当にすごいんだよ!』とその日その広いドームで叫びたかった。

とはいえ、老人ホームのおじいちゃんおばあちゃんも一緒に競技をするんだけど、みんな本当に嬉しそうだったな。

車椅子を子供達に押されて、くしゃくしゃの笑み。

もちろん出たい人だけが参加するんだろうけれど、自分も年をとるならあんな風にならなきゃなと思った。

ほほえましくて、多動の疲れも癒された。

今のムスメ、

その当時が想像できないくらい、運動嫌いだ。

インドア大好き。

なぜだ。

私の苦労を返せ。

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