家庭訪問

春、新学期が始まると、家庭訪問がある。

毎年、何を言われるかとドキドキしなければならないが、今年はなくなってしまうのかな?

ほぼ毎回、ムスメもムスコもその日の最後の順番で、みなさんが玄関で10分とかのところ、我が家は先生に上がっていただいてたっぷり1~2時間。

仲間内では「たっぷり枠」と呼んでいる枠に選ばれている。

緊張するし、具体的な困りごとについては次回学校の教育相談で、ってことが多いが、先生と他愛のない話をして、どんな感じの先生か知ることができて有り難い。

ムスメの初めての家庭訪問は、カトリックの幼稚園の年少3才の時だった。

担任の先生と、養護支援の先生が一緒に来てくださった。

ガチガチで入園して数日、みんなとうまくやれているのかがやっぱり一番気がかりだった。

先生「な~んにも問題ないです。特に今年の年少さんはとってもお利口で大人しいので、逆に言えば内向的で。そこへムスメちゃんがどーんと風穴を開けてくれる感じですねー。ムスメちゃんが動いたら皆が動く感じで、私はとても助かってます。」 

褒められた、、よかった。

どーんと風穴、、、いい意味いい意味。

先生「一個あるとすれば、、、(先生たち顔を見合わせて)裸かなぁ」

はだか!?

先生「朝登園したら、制服から体操服に着替えるじゃないですか。年長さんが、お着替えを手伝ってくれるんですけどね、ムスメちゃん、正門にお友達が見えると、自分が着替えてること忘れちゃうんでしょうね~。いっつもパンツで飛び出していくんです。それで年長さんが毎日追いかけて、困ってるみたいです。」

、、、もうごめんよ、年長のお兄ちゃんお姉ちゃん、ほんとごめんよ。

それでもいっつも可愛がってくれてるよねぇ、ありがとうねぇ。

先生「ま、ムスメちゃんの場合、しょうがないですね。小学校までにはなくなればいいでしょう。」

先生のおっしゃる通り、年長になって、自分が年少さんのお世話をする立場になったら、毎日ではなくなっていた。

だけど未だに「別に男子の前でもパンツで平気」とか言うから怖い。

もう一つ忘れられないのが、ムスメ6年生のときの家庭訪問。

これは完全に私がやらかした。

この年ムスメの担任は、この校区では有名なイケメンお兄さんで、オープンスクールには他のクラスのみならず他校からも保護者が拝みに来る(らしい)先生だった。

当時PTAの副会長だったのもあって、またいろんなところでお世話になるし、ちゃんとご挨拶しておかなければ。

ところがムスメ、帰ってくるなり「ママ!ジュースとか買ってきてくれた?私も準備手伝うよ!」と。

『先生にはお茶を出すからいいのよ』

「は?なんで先生?」

『え?だって今日家庭訪問でしょ』

「あ、そっか、まいっか。いいよね?」

『え、だから何が?』

「友達くるって言ったじゃん」

は?

『知らん』

「えー!言ったじゃん。言ってなかったかな?言ってなかったかもねーごめーん」

『おいおい、じゃあ急いで何か買ってこないと、今お菓子もあんまりないし。何人来るの?誰?』

「えっとねー、7人くらい、ランダムで」

7人、、

『、、多くない?いや別にいいけどさ、、早く何か買ってこなきゃ』

って言ってる間に

ピンポーン!

「来た来た~!」

「こんちわー」と見知った顔が次々と、、

私は慌てて近所のコンビニへ買い出しに行き、お菓子やらジュースやらを準備した。

男子とすでにぎゃーぎゃー騒いで遊び始めてるムスメと違って、よそのお嬢さんたちはテーブルの準備なんかをしてくれた。

♡女子素敵♡

すると、しばらくしてまた「ピンポーン」と呼び鈴が鳴った。

『はいはーい。もうみんな来てるよ~。どうぞ~!』

ってインターホン出たら、、

「あ?え?担任の○○ですが、、」

?????

私、しばしフリーズ、、

ギャー!!先生だー!忘れてたー!

玄関を開けると、大量の靴に驚く先生。

『すみません💦すみません💦どうぞ』

「あ、ありがとうございます。では上がらせていただきます。

賑やかですね~。お友達ですか?あ、この声は○○さんもいますね~。」

一瞬確実にびっくりしていたものの、和やかに流してくれる先生。

私どうぞって言ったけど、リビングどうなってたっけ?

あ、お菓子地獄、、

急いでリビングに戻り、『ものども!ムスメの部屋へ移動せよ!!ゲームやってるヤツも今すぐ!』

「えーなんでー?あ。先生じゃん!何?家庭訪問?」

『そーだよ、そういうわけで、しばし部屋から出てくるなよ』

と、子供達、ついでにムスコもムスメの部屋に押し込めて、お菓子地獄のテーブルを必死に片づける。

先生「いいですよ。お構いなく。」

『すみません💦すみません💦ほんとすみません💦』

やっと綺麗にして、お茶を出して、座っていただいて、ふぅ。。

なんかずっと『すみません』って言ってて何話したか覚えてないー!!

ただ先生も何度も「いいんです。お友達と楽しそうで、それが分かったのが一番良かったです。」とジャニーズ並みの笑顔でおっしゃった。

この先生でよかった、、。。

最後に、「ちょっと覗いていっていいですか?」と、ムスメの部屋を開け、

「おまえらー、何して遊んでんの?」と子供達の中に入っていかれた。

子供達も、狭いんだから―とか言いながらとっても楽しそうだった。

先生はこの年初めて6年生をもったそうで、卒業式には誰よりも涙が止まらなかった。

いい先生だった。

ぜひムスコも見てもらいたかったが、今年度異動されてしまった。

残念。

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