ムスメについて②~診断まで~

何か違うと感じたのは結構早かった

生後3~4か月、とにかく笑わなかった。

発達が遅いわけじゃない。でも笑わない。

あんまり泣きもしない。

赤ちゃんって、「キャッキャッ」って笑うんじゃないの?と思っていたので、それが最初の違和感で、時々微妙に笑うだけで嬉しかった。

いつも何かを、じーっと意味ありげに見つめてた。

目が離せない

5か月で自力で移動できるようになると、起きている間中動いていてありえないことをするので目が離せなくなった。

ストレスがたまった動物園のクマのように、和室とリビング(我が家で最も長いルート)をひたすら行ったり来たり、棚という棚の書籍を全部引っ張り出す、なおして3秒後にはまた引っ張り出す。

登る、飛ぶ。

危険が無いよう高いところによけたはずの炊飯器で火傷する。

寝ている間も移動することがあり、夜中起きて隣にムスメがいなくて焦る事度々。

大概は玄関でのたれ死んだように寝ていた。外へ行こうとしたのだろう。

友達はムスメを「マグロちゃん」と呼んでいた。マグロは泳いでないと死ぬからね。

NPO託児所

周りの人に相談しても、「子供ってそんなものよ。大変なのは当たり前。あなたの頑張りが足りないのよ。」と言われるのがおちだった。

そうかい?本当にそうかい?明らかに、他の子と違うじゃない。私もっと頑張るの?結構無理してますけどー!だったら一週間、いや、一日でいいから見ててみ。

旦那は夜勤で、昼まで寝ていて夜中まで帰らないので、ほとんどいない人だしあまり話すこともなかった。

おまけに私は持病があって、体調が悪い時に一人でムスメを監視しているのに限界があった。

そこで、週に一回、NPOの託児所を利用することに。

旦那にも反対されたし、ムスメにも申し訳なくて悲しかったが、私が倒れるわけにはいかなかったので、その時間に病院へ行ったり家事を進めたりした。

ある日のお迎え、始めて見る保育士さんが、

「お母さん、お体悪いのよね?普段はどうしているの?しんどいんじゃない?旦那さんは手伝ってくれる?」

「あのね、私今日4時間だけこの子を見ていました。とっても賢くていい子よ。けど、この子は一人で見るのは無理です。ましてお体が悪いなら。お母さんが倒れてしまう前に、公に相談しましょう」

涙が出そうだった。

そうなの、辛いの、大変なの、でも誰にも分かってもらえないの、でもムスメはこのままでいてほしいし、可愛いの

初めて理解してもらえた、救われた、私は間違っていなかった、と思った。

保育園

その直後、旦那の仕事の都合で、私はムスメと実家に一旦引っ越すことになった。

私は仕事を始め、ムスメは保育園へ。1歳後半。

このころから数々の伝説を作るようになる。

私は、最初の笑わなかった頃から、この子には何かある、今流行りの「発達障害」とかかもしれないと感じていた。

でも同時に、「みんなとは違う、特別な子」だと思っていた。

だから、とにかく大変だったけど、保育園ではのびのび自分らしくいてほしかったし、先生方も上手にムスメを理解してくださったので有り難かった。

ただ、受け入れなかったのは実家の両親。

ムスメが物分かりがいいものだから、「この子は賢い。変な子じゃない。」といろんな型を押し付けようとしては失敗。

おまけに一日ムスメの世話をしていると、私同様持病のある母はすぐに熱を出した。

また、2歳を過ぎるころからムスメは猛烈な勢いでしゃべるようになる。

きちんと聞かないと、聞いてもらえるまで同じ話を延々繰り返す、そしてその話に対して何らかの返答がないと、納得いくリアクションがもらえるまでしゃべり続ける。

料理中でも、トイレの前でも、お風呂の前でも、、

0才の頃のようなびったり張り付いた監視は必要なくなったが、多動と多言で、気が休まることがないのは変わらなかった。

次第に母の具合は悪くなり、またムスメは喘息で1週間とか保育園に行けない毎日が続き、残念だったけど仕事をやめざるをえなかった。

幼稚園

その後3歳になると同時に、また旦那の仕事の都合ですっごい田舎に引っ越した。

公立の幼稚園に行かせるつもりでいたのに、保育所しかないという事実に驚愕。

やむなく、唯一あったカトリック系の幼稚園に入園することに。

うちのこのムスメが、カトリックのお行儀のいい幼稚園だなんて、やっていけるのか、、

でもこれが大当たりだったのだ!!

素晴らしい先生方、お友達、保護者の皆さん、地域の皆さん

この新しい町で、ムスメはみんなに愛されて、毎日キラキラ輝いていた。

3歳児検診

引っ越して半年たって受けた3歳児検診で、即、「心理士と面談をしましょう」と言われた。

キタ――(゚∀゚)――!!

やっぱりね、来たよね、だよね。

「発達障害の疑いがあります」と言われ「ですよね~」と答えた。

その後、現在もお世話になっている発達心理の医師の診察をうけ、「疑い」で通院が始まった。

「疑い」となったのは、まだ幼稚園くらいでは、同じ発達障害でも何が本当に問題かがはっきり見えない。だからきちんとした診断は入学するころでよいでしょう。今はこの子の生きにくさを助けてあげましょう。とのことだった。

生きにくさ、ある?

この町に来てからは、本当に自由に、ハイジのように天真爛漫に生きてる気がするんだけど。

でも先生「表情が能面のようだよ。3歳の顔じゃない」と。

発達障害だとわかって

ホッとした。やっぱりね。線引きできてよかった。

その気持ちが全てだった。

なので幼稚園の先生には、「発達が問題ってわかると、お母さんは取り乱す方が多いのよ。受け入れられない人も多い。MGさんは強いですね。」って言われたので、

「そんなんじゃないです。前から分かってただけ。むしろ認められてホッとしました。だって今までが今までだから、どう見てもそうだもん」と答えて、晴れ晴れと笑えた。

ムスメの背中に「発達障害です!いろいろ失敬!」と張り紙して歩きたかった。


ロリポップ!なら初心者でも安心!
大人気のWordpress簡単インストールやショッピングカートなど
誰でもカンタンに使える機能が満載!

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

前の記事

ムスメについて

次の記事

ムスコについて